2014年8月7日木曜日

フジロック2014 リポート ~フジロックで痔は治る~

近年もはや単なるイトウ・リポートと
化した感も甚だしいフジロック・リポート、
今年も懲りずに記憶が残っているうちに
ただヤケクソの意地のみで記しておこうと
思います。

いやしかし、人は結婚すると丸くなると
申しますが、それは今春結婚したイトウにも
いえることで、完全に丸くなってしまった
イトウが今回のフジロックでなにひとつ
面白いことを披露してくれなかったのが、
非常に残念であります。リポート書く俺の身
にもなってみろイトウ、書くことねーのに
書くの相当しんどいぞ!


■7/24(木)------------------------------

アラフォーと言われてもなんのその、さっき
夕飯で食べたニラが歯に挟まったままなのも
気にせず今年もイトウ・シムラ・山DAが
のこのこと木曜夜に集合、そう俺たち
ズットブレテルズの3人でフジロック参戦だ。

夕方、都内各所でゲリラ豪雨となり数千世帯
が停電。目白通りでは危険ドラッグによって
何台もの車が暴走。そんな中をすり抜け、
我々は珍しく雨も霧もない関越道をひた走る。
車内では、“死”の概念を理解できるという
ゴリラゴリラゴリラ(ゴリラの学名)などに
ついて闊達な意見交換。途中、見解の相違から
シムラ氏が父親直伝の少林寺拳法でイトウの
急所を撃つなど波乱の一幕も。危険ドラッグ
並みに危ないから運転中の少林寺拳法には
注意な!

月夜野でいつものコンビニ立ち寄り、最近
めっきり飲めなくなってしまった俺たち
ズット吐イテルズ、ビールの購入本数少なめ。
なんといっても私のお痔様の機嫌が最悪で、
かつて経験したことないほど尻が痛む。
とてもビールなんか飲める状態ではない。
すでに非常痔態なのである。

24時すぎには会場に到着し、今年も場内の
最前列に駐車。毎年リストバンド交換に
何時間も並ばされるため今年は、松下政経塾
時代のイトウの後輩カバちゃんが前夜祭から
参加してるというので事前に交換を済ませて
もらい、俺らズット立ッテルズはカバちゃん
からリストバンドを受け取るだけ。実際は
この時間は空いてて並ぶ必要なかったのだが、
カバちゃんを労って、いよいよ始まるね、と
皆で乾杯。苗場の気温はTシャツ姿では寒い
くらい。ビールが腫れた尻に沁みる。しかし
こんなこと15年もやってるためか、楽しい
3日間が始まる前に、もう終わった時の切なさ
がふと頭をよぎる。人が生まれた時に死という
概念が生ずるように。

今年はシムラ家の新しいムーンライトテント
(月明かりで立てられる)が導入され、26時
には設営完了、軽く飲んでも朝までしばらく
眠れるからアラフォーにはうれしい。イトウの
創価学会ピロートークを聞きながら一旦寝る。

早朝、デカイ声で目が覚めた。隣のテントで
女がなにやら喋ってるのが実にうるさい。
「ANAに電話しなきゃ、早くANAに電話
しなきゃ」「もしもし、あの、チケットの
件で」「ほかのフライトはいいんだけど、
ええ、ローマまでは問題ないんですけど、
ヘルシンキ・成田の便だけはどうしても
チェンジしたいんです!そう、ヘルシンキ!」
「名前?アルファベットで?」「エヌはNHK
のエヌ!」「エヌは日本のエヌ!」

なんだこいつ、まだ7時前だぞ!いちいち
シャクにさわる話し方。今日から毎朝、
このヘルシンキ女(ブス)のデカイ声に
悩まされることになるとは、この時はまだ
知る由もなかった。

テントから見下ろした場内駐車場はまだ
ガラ空き。とうとう今年は来場者数激減か?
フェスブームの終焉なのか? 昨晩のカバちゃん
たちなんかは毎年新幹線+苗プリ泊の17万円
コースって言ってたから、これからは本気度の
高い人だけが残って規模はスリム化していくの
かもしれない。


快晴、暑い、テントでビール。先日、右上半身
に異常な痛みをおぼえ、整形外科に行ったと
いうイトウ。かなり深刻な感じで進められた
診察に相当焦ったらしいが、神妙な面持ちで
医者に告げられた結果は「疲労です」。私の
尻の痛みもただの疲労だったらいいのに…


■7/25(金)------------------------------

ヤマダヤマダヤマダ(山DAの学名)、尻を
思う。メメント・シリ。酒を飲めば尻に引火
して爆発してしまうという恐怖。食べ物が
うんこに見える。人が生まれた時に死の
概念が生ずるように、食べる前にもう
出すことを考えてしまうから。今うんこ
したら尻が爆発してしまうという恐怖。
今年は極力飲まず、食べず、で行く
しかない。腹が減ってもそうだが、
腹が張っても戦はできぬ。絶対に
負けられない戦いが、尻にはある。

初日はこんな感じで流します。
 Route 17 Rock'n Roll Orchestra
 James Iha
 阿部芙蓉美
 Wild Beasts
 Garland Jeffreys
 First Aid Kit
 Foster The People
 大森靖子
 The Young Philadelphians
 カセットコンロス
 大友良英スペシャルビッグバンド


あまりの暑さで持参したデジカメがいきなり
ぶっ壊れる。仕方なく今年はiPhoneカメラで
しのぎます。

James Iha。メンバーの人、同じような
ギター並べすぎじゃないか?

阿部芙蓉美。いま他にエレキ弾き語りが
できるのは三上寛くらいじゃないか?

ヘヴンでGarland Jeffreys。客が全然いない
のでこれ幸いとステージ前に行くと、なんと
クロマニヨンズご一行様が。

ヒロトとマーシー

この後、マーシーとヒロトに挟まれて観る
俺のこの気持ち、誰が知ろう。Garland
Jeffreysが何度も客席に降りてくるので、
少人数の客によるおしくらまんじゅう状態が
何度も。それに便乗して、俺は子どもの頃
からあんたたちが大好きなんだよぉ~!と
ヒロトとマーシーに体当たりすることに
成功。うれしい。ヒロトの軽すぎること!

First Aid Kit、日本語達者でカワイイよぉ


オレン痔コートで大友良英ビッグバンド、
あまちゃん楽曲と盆踊り。大所帯でいろんな
ゲストが登場、最後にわざわざ「スペシャル
ゲストです、能年玲奈じゃないですよ!」と
いうのでこれはもしや大将こと瀧が登場か?
と期待するも、出てきたのは箭内道彦…

終演後テントに向かっていると、すぐ目の前
を箭内夫妻が歩いてるというのにイトウが
「大友良英バンドで箭内、めっちゃすべって
ましたね」と大声でdis。今年唯一イトウが
輝いた瞬間だった。

今日は一滴も雨降らず。日焼け止め虚しく、
赤く焼けた肌が痛い。しかし、少しずつ私の
尻の腫れと痛みが沈静化している。なにが
奏功したかはわからないが、ひょっとしたら
明日すっかり治るかもしれない。

イトウの幸福の科学ピロートークを
聞きながら26時就寝。


■7/26(土)------------------------------

今朝もまたヘルシンキ女(ブス)の迷惑な
大声で目覚め。隣のテントで「なにこれ?」
「ハァ?」「なんで?」ととにかく一緒に
いる彼氏を責めたてる口調が実にうるさい。
かと思えばいきなり「あぁ、いい風!」
などとほざく。イスラエル軍よ、ガザ爆撃を
早くやめてこのヘルシンキ女(ブス)を撃て。

快晴、暑い、テントでビール。イトウは
手塚治虫先生のブラックジャックを読んだ
ことがないという。昔からイトウが苦悩とは
無縁に生きてる感じがしてたのは、これが
原因だったのだ。

「人間が生きものの生き死にを自由にしよう
なんておこがましいとは思わんかね…」
私とシムラ氏で即興ショートコント
「ブラックジャック」を披露するとイトウ
「東京に戻ったらすぐブラックジャック
全巻買いに行きます」。即座にシムラ氏が
返す「それを聞きたかった…」。

ここにきてようやく私の尻の腫れと痛みが
鎮まる。昨晩いろいろ考えてみたが、やはり
山の空気と音楽が尻に確実に効いているので
ある、というのが私の見解である。
いやしかし、尻が痛くないってこんなに
幸せなことなのか?

2日目はこんな感じで流します。
 The Heavy
 The Three O'clock
 NARASIRATO
 山本精一+勝井祐二+沼澤尚+内田直之
 ザ・クロマニヨンズ
 Damon Albarn
 Black Kat Boppers
 Yoko Ono Plastic Ono Band
 Manic Street Preachers

いつも通りグリーン後方にブルーシートを
張る。灼熱地獄、昨日の日焼けあとが更に
焼かれて痛すぎる。Mighty Diamondsの
「I Need A Roof」の意味をこの歳になって
初めて理解できた。

The Mighty Diamonds 「I Need A Roof」

こちらはイトウが最近入れたばかりのtatoo

水分補給にはポカリが最高だ。
イトウ「ポカリがめっちゃうまいっす。
ケンコバの名言があります。セックスの
あとに飲むポカリが一番うまい。おれ、
分かる気がします」。イトウも頑張れよ。



オレン痔でNARASIRATO from ソロモン
諸島。思いっきり土人風の出で立ちで
あるが、


リハではマイクや機材をテキパキと
手慣れた感じでセッティングしていた。


個人的に良かったのは、ライブ中に客席
から動画を撮っていたスタッフらしき黒人
の後頭部に変なシールが貼ってあって
(ひょっとして虫除けパッチ?)なかなか
ナイスな姿でした。


竹楽器のみのダンスミュージック、
素晴らしかったどすえ。


疲労困憊の干からびたカラダに冷え冷えの
アイスラテが激うまい。カップの半分は
ただのメグミルクなのに。店頭にいた
関西弁のデブ女が店員に語る「あたし
コーヒー以外で水分取りたくないんですぅ」。
コーヒーのみで水分補給するとデブになる、
或いはこの女は清涼飲料水も飲むくせに
嘘をついている、のどちらかである。

クロマニヨンズはもちろんステージ前で観たヨ

オレン痔コート。加藤登紀子、ストレートに
若者を肯定してくれるから話が早い。
「あなたたちは毎日毎日自分を耕して
生きている。だから自信を持って生きて
ください!」というメッセージ。

苗場食堂でBlack Kat Boppers。
私の目の前でとってもかわいいロック
ねーちゃんがお尻フリフリ踊ってる。
ステージが終了するとすぐにその場を
去って行った。私はそのままオノヨーコを
観にレッドマーキーへ。ぐんぐん前方へ
進んでみると、なんと私の目の前にさっき
のとってもかわいいロックねーちゃん!
「や、やるな…」と私はライバル視しつつ、
「俺の人生にはなぜこんなかわいいロック
ねーちゃんと知り合う機会が一度も
なかったのだろうか」と深く自問。

真っ暗なレッドマーキー内、オノヨーコの
絶叫に動じること無くDSに興じる子ども

オノヨーコ、言うことが直球だから話が
早い(でも歩くのは遅い、さすがに高齢
だから)。「失敗した、なんて思わないで。
自分の信じることをただやればいい。
Don't warry、20年たったらどうにかなって
るかもしれないじゃない、芽が出るかも
しれないじゃない。だからくよくよする
必要なんてないのよ」というメッセージ。

ホワイトでマニックス。近くで観ると
ニッキー(Bass)のデカさがよくわかる。
身長2mくらいあるんじゃ? 1曲目で
「Motorcycle Emptiness」が鳴った時の
盛り上がりがすごかったのですが、


私が驚いたのは、若いギャルなんかが
ステージ前方で超盛り上がって合唱
しとるんですね。確か1991年とかですよ、
当時私がまだ中学生ですからね、なんで
私より若いギャルがこんなに盛り上がって
いるのか不思議で…そして「俺の人生には
なぜこんなロックねーちゃんと知り合う
機会が一度もなかったのだろうか」と
また深く自問。

尻がすっかり良くなったので、今日は
暑さにまかせて結構ビールを飲んだぶん、
ちょっとバテた。これといって美味なる
食事も特にありませんでしたが、今年は
もつ鍋ちゃんぽんがよかった。

私がイトウに「“智恵子は東京に空が無い
といふ。 ほんとの空が見たいといふ。”
ってゆーけど俺は言いたいね、“東京には
ちゃんぽん麺が無い、ほんとのちゃんぽん
麺が食べたい”」とギャグをかますと
イトウ「なんすかそれ?」とスルー。

疲れた。夜更かしはせずテントに戻ろう。
「今年もジョニオさん、来てますね」
毎年恒例、イトウのジョニオさんチェック。
「土日のジョニオはドニオな」私もこんな
意味不明な発言をするほど疲れていた。

テントに戻って俺たちズットジャレテルズ
がちびりちびり飲んでいると、すでに
寝てると思ってたヘルシンキ女(ブス)が
このタイミングで彼氏とテントに帰って
きやがった。「頼むから夜ぐらい静かに
してくれ」と俺たちズットキレテルズが
心で祈るも虚しく、ヘルシンキ女(ブス)
の大きな声がテントサイトにこだました
「お疲れマンボ~ウ!」。治ったはずの
痔に少しだけズンと痛みが走った。

イトウの「上司が高校時代に同じクラス
だったらしくて“勉強はできたけど
あんまり目立ってなかった”って言って
ました」というオザケンピロートークを
聞きながら26時就寝。


■7/27(日)------------------------------

バサッ! バサッ! バサッ! バサッ!
早朝からヘルシンキ女(ブス)が
「もぉやだ~!」と大声をあげながら
なにやらテントを叩きまくっている音が
うるさ過ぎる。。。

イトウ「さっきから何かと闘ってます
よね…?」。すると「気持ち悪い虫
だらけ!」と怒鳴る声。どうやら
ヘルシンキ女(ブス)、テントに付いた
虫を避けようとしてバッシバッシと
テントを叩きまくっているようだ。
そして間髪置かずに「あ~涼し」。
もう無茶苦茶である。

犬は吠えるがイトウのハゲは進む


3日目、朝のうちは晴れていたものの、
次第に雲が空を覆い始める。天気予報通り、
今日は結構雨が降りそうな予感。
ヘルシンキ女(ブス)よ、濁流に
飲み込まれろ。

3日目はこんな感じで流します。
 BEGIN
 オーサカ=モノレール
 OGRE YOU ASSHOLE
 TRIM
 The Ska Flames
 The King All Stars
 The Flaming Lips
 Syl Johnson & Bobby Rush
 OUTKAST
 The Pogues

実は昨日、グリーン後方シートでごろん
と横になってる時に、腕を小さな虫に
刺されまして。せっかく肛門の腫れが
引いたのに今度は腕が腫れて、すごい
熱を帯び始めたもんで救護室行って。

昨晩はマニックスで盛り上がったケド、

「4real」事件時のリッチーの腕

これがおいらの「4real」痔件

救護室で「これは苗場特有の山ダニです」
と言われました。山ダニよ、俺じゃなくて
ヘルシンキ女(ブス)を刺せよ…

さて今年特筆すべきは、仲間内でついに
子どものフジロック初参戦が実現した
ことであります。日曜だけ、シムラ氏の
愛娘Tちゃんが奥さんとともに合流。
灼熱地獄ではないけれど、雨降りとなれば
それはそれでなかなか大変ダ。



“不審者”とか“悪魔”といった概念が
ない純真無垢な幼女の心。同じくこの日
合流した、日曜日よりの使者ならぬ
魔界からの使者・コヤマ氏が近寄ろうとも
笑顔のTちゃん、素晴らしい。


普段は3児の人間椅子として生きている私
なので、ほれこの通り、エアウィーヴ以上
の寝心地でTちゃんも質の高い睡眠を確保。


そういえば3日目にしてようやく昨年
遭遇した“進撃の巨人”こと大林サンを
見かけた私は辻仁成ばりに
「やっと会えたね」と囁いたのですが
無視されてしまいました。

皆でのんびりグリーンでBEGINを観る。
ゆったりとしたステージがなかなか
良かったヨ。私が『防波堤で見た景色』
やってくんなかったな~、と残念がると
すかさずイトウ「え、なんすかそれ、
米軍基地問題の歌っすか?」

イトウが普段から社会問題に並々ならぬ
関心を持ってるのは知ってるよ、Gotchや
津田大介や田原総一朗の出る今年のNPO
ヴィレッジトークも熱心に聞いてたもんな。
でもそーゆーの直接歌わないのがBEGINの
良さだということをイトウは全くわかって
いない。BEGIN→沖縄→防波堤→米軍基地
ってなんだよ、短絡過ぎるぞ。
社会問題への関心もほどほどにな!

オレン痔でTRIM。ヴォーカル吉田美奈子、
ハモンド河合代介、ドラム村上ポンタの
素晴らしいステージ。しかしハモンドを
弾く河合氏がどうしても高須クリニックの
高須克弥院長に見えて困った。

ハモンドオルガン・河合代介氏

高須克弥院長


 ◆テレビ朝日系「若大将のゆうゆう散歩」
 2014年7月27日(日) 17:00~18:10
 出演:加山雄三
 ゲスト:佐藤タイジほか

ゆうゆう散歩、今日は若大将が
オレンジコート界隈を歩きます。


すごいたくさんの客が入ってる。若大将は
「俺ホントはロックがやりたかったんだ」
とエルビスの曲歌ったりベンチャーズの
曲弾いたり。「今日はこんなにお客さんに
来てもらってホント幸せだよ」と終始
ご満悦。でも結局最後は「君といつまでも」
「海 その愛」を皆で大合唱。

終演後、私の前にいたカップルが話してた。
「いや~オレ、親父の部屋でしか聴いた
ことない曲をフジで聴くことになるとは
思わなかったわ」
「ハハ、でもあれ超いい曲じゃね?」
「うん、超いい曲だわ」
実にユルい、ヌルい会話である。
ゆうゆう散歩の最後で若大将が披露する
「今日の一筆」並みにユルくてヌルい。

夜はFlaming Lips。圧巻。オープニングが
大感動のフィナーレみたいって最高っス。
天国のフェスではこんな音楽が、いや、
地獄のフェスでこそこんな天国のような
ステージが繰り広げられるのでは
なかろうか、と私は思う。
暗闇で紅く光るペディキュアを塗っていた
ウェイン・コインの足の爪の垢を煎じて
SEKAI NO OWARI に飲ませてやりたい。


そして驚いたのは、Flaming Lipsをグリーン
前方で観ている私の前にフッと女性が入って
きたのですが、これがなんと昨日のかわいい
ロックねーちゃん! こんだけ会場に人がいる
のに何度もピンポイントで遭遇するって…
もしこの後のSyl Johnsonでまた会ったら、
オレン痔コートで俺は彼女に結婚を申し込む
つもりでしたが、残念ながらそれは叶いません
でした。

んで、そのオレン痔コート。Lavelle Whiteが
病気で急遽キャンセルになり、Bobby Rush →
Syl Johnson の順で展開。


最後に2人の合体ステージになったものの、
段取りが気に入らずイラ立ったのか後半で
Sylのジジイがブチキレてギターをおろし、
演奏が一時ストップ。Sylは78歳、Bobby
Rushは80歳ですよ、ステージでケンカ
なんかして最高ですよ!これぞ黒汁!

最後はハモニカバトルなんかやって仲直り?

アウトキャスト、大麻生えすぎ

最後に一応みんなでグリーンに集合。
ラストのPogues、ヨレヨレの死にかけた
ようなシェインの歌声にふさわしい
ほどに、しとしとそぼ降る雨で体力を
奪われた我々も疲れきっている
(シムラ氏は愛娘Tちゃんを一日
面倒見た分もっと疲れてる様子)。

冷えたカラダに「キャベツきらしちゃったんで
ニラたっぷりのもつちゃんぽん」をハフハフと
流し込み、今夜はお開き。テントで、ほんとは
燗をつけたいところだけれど、仕方なく冷やで
ワンカップを。でも、あれだけ痛みと腫れの
ひどかったお尻が、今こうして雨に凍えながら
冷やでワンカップ飲んでも平気なまでに治った
という事実に私は感動し、そして神に乾杯した
「Jesus(痔ーザス)!」


■7/28(月)------------------------------

あ、ご紹介忘れてましたが、今年も豪華な
顔ぶれでたくさんの漫画家先生たちが来場
されてましたヨ!

鳥山明先生

小林よしのり先生

赤塚不二夫先生

園山俊二先生

引退後ヒマなのか、なんと宮崎駿監督も

そして妖怪ウォッチ・ジバニャンも

ついに!いましろたかし先生まで


そういえば今年はみんなビールや酒を飲む際は
野々村飲みをしていました。流行ってんのか?


ちなみにイトウは3日間、ビールや屋台メシで
いちいち領収書を切ってもらっていました。
但し書きはすべて「切手代」。

月曜朝は例年通りまた快晴。


イトウは以前、肛門科クリニックで医者に
「痔は手術して直すか、あるいは一生
仲良くやってくかのどちらかだ」と
言われたそうだが、私もまたブラック
ジャック並みに苦悩を抱えたまま
(これから先の痔のこと)、この青く
晴れわたる苗場の空を見上げていた。


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上記リポートに加筆し修正を加えた
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【完】

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